日本が女性の最貧国である日本の女性は未婚者と既婚者の差が大きい。女性が結婚すると稼げなくなる

以下記事転載

データえっせい:女性の最貧国

女性の最貧国

今から10年前の2007年ワーキングプアという言葉が流行語大賞に選ばれました。和訳すると働く貧困層就労しているにもかかわらず最低限の生活を営むだけの収入しか得られない人のことです。

OECDの国際成人学力調査PIAAC2012では収入のある人の年収を国民全体の中での階層に割り振っています。以下の6つの階層区分です。

日本では男女差がとても大きくなっています。男性の働き盛りでは最下層のプアは1割もいませんが女性はさにあらず。加齢と共に上昇していきます。一方北欧のスウェーデンでは性差がほとんどありません。

理由は明白。日本では女性は結婚出産すると正規雇用を辞し家計補助のパート就労が多くなるためです。しかし女性の社会進出が進んだスウェーデンはそうではない。出産子育て期でも女性の大半はフルタイム就業です。上のグラフにはそうした両国の違いが表れています。

未婚者と既婚者に分けてみると日本の女性にとって結婚が厄災であることが知られます。上記調査ではあなたは配偶者パートナーと同居しているかと問うています。既婚者でも配偶者と別居しているケースはあるでしょうがひとまずこの問いにイエスと答えた人を既婚者とみなしましょう。

各国の30〜40代男女のサンプルを未婚と既婚に分け上記の意味でのプア率を計算してみました。年収が収入のある国民全体の中で下位10未満の人の割合です。米独は年齢を訊いていないので分析対象に含めることはできませんでした。

25か国のデータですが日本の特異性が際立っています。女性のプア率が高く未婚者では365既婚者では565です。働き盛りでみても日本の既婚有業女性のプア率は半分を超えると。

女性は結婚するといろいろ縛りが生じ稼げなくなる国が大半かと思いきやそうではな国も多くあります。フランススウェーデンイギリスなどはそうです。女性のプア率は未婚者より既婚者で低くなっています。

しかし日本の女性は未婚者と既婚者の差が大きい。女性が結婚すると稼げなくなる社会です。ゆえに結婚相手の男性に高収入を期待せざるを得ないと。男性のプア率が未婚既婚であるのはその表れです。稼げないオトコは結婚できない。それはどの国も同じですが日本はその度合いが高くなっています。

上表の女性のデータをグラフで視覚化しておきましょう。日本が女性の最貧国であることの見える化です。

日本の女性のプア率が際立って高いこと未婚者と既婚者の差が大きいこと斜線の均等線よりずっと上を見て取ってください。

私はこれまで男性の年収と未婚率の関連を何度も明らかにしましたが女性は高望みしてけしからんという思いがなかったといえばウソになります。

しかるに上記のようなデータをみると致し方ないという気もします

女性は結婚すると稼げなくなる。

ゆえに結婚相手の男性に高収入を期待せざるを得ない。

今時そういう若い男性は滅多にいない。

よって未婚化少子化が進行する。

こういう現実も存在するのではないでしょうか。日本の強固なジェンダー規範に依拠する何とも馬鹿げたことです。

この循環を断ち切ることが求められるのですが根元の女性は結婚すると稼げなくなるを変えることがまずもって必要になります。夫婦二馬力でガシガシ稼げるようにすることです。保育所の増設はそのための戦略です。保育士不足を解消するため保育士の月給3000円アップ昨年公表の新しい経済政策パッケージでよしとしている場合ではないのです。

保育所不足女性は結婚すると稼げなくなる現実は少子化をもたらし社会の維持存続を脅かす。こういう危機感をもって保育士の待遇改善に目的を特化した次世代育成税を導入したらどうか。日本教育新聞の新年号でこういう主張をしました。興味ある方は大きな図書館等でご覧ください。

https://twittercom/tmaita77/status/

舞田敏彦時刻:11:28

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1件のコメント:http://lh5com/-////s35-c/photojpg

Kazuhiko年1月8日4:36

興味深い分析を拝読しました。

私は25年間東海大学に勤務し、定年退職後スウェーデン人の妻とストックホルムに住んでおります。https://wwwfacebookcom/

この記事で比較されているスウェーデンと日本の違いは歴然です。

スウェーデンのシステムはEDUCAREと呼ばれ、保育の必要性の有無には無関係に1歳以上の子ども全てにプリスクールが保証されています。

女性が働くもう一つの前提条件は男の家事育児への参画でしょうね。

日本教育新聞新年号もチェックさせて頂きます。

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